【今話題の治療法!】Bスポット療法は痛いの?1回で治るの?現役耳鼻科ナース目線でわかりやすく紹介【長引く不調をどうにかしたい】

慢性的な鼻水、のどの痛み、倦怠感など.でお悩みではありませんか.。近年話題になっている”Bスポット療法”。耳鼻科クリニック現役ナースが実際の現場での出来事をふまえて看護師ならではの視点から紹介します。

そもそもBスポット療法とは?治療法をサクッと解説

 1.対象の症状や病名

  • のどや鼻の痛み・違和感
  • 後鼻漏(鼻水が喉に流れる症状)
  • 肩こり
  • 片頭痛
  • 耳のつまり感
  • 新型コロナウイルス後遺症(からだのだるさなど)
  • 掌蹠膿疱症 など

 2.治療方法

薬を内服しても改善しない、長引く症状に効果的な治療法です。

処置としては鼻の奥にある上咽頭という箇所に直接薬を塗る治療法です。

喉から塗る治療が主で、クリニックによっては鼻からも薬を塗るところもあります。

上咽頭擦過療法(EAT・Bスポット)|川原耳鼻咽喉科仙川クリニック|調布市

一般的な治療の流れ

ステップ1:鼻へ麻酔の噴霧、鼻水の吸引

ステップ2:カメラで上咽頭の観察

鼻や喉の症状の場合は治療開始の判断のため、まず鼻から細いカメラを入れて上咽頭の観察をします。治療後は定期的にカメラで観察をして炎症の経過を評価します。カメラは1分以内で終了します。

ステップ3:薬の塗布

医師が治療が必要と判断した場合、治療を開始します。薬剤は塩化亜鉛またはルゴール液を使用します。薬の塗布は1分以内で終了します。

 1.通院頻度

週に1~2回、計10回ほどの通院をオススメします。上咽頭の炎症が強いほど治療後出血があったり、数日痛みが続く場合もありますが治療を継続し炎症が良くなるとその症状も改善していきますのでご安心ください。治療の効果には個人差があります。10回目以降の通院に関しては医師との相談の上、継続するか終了するか判断をしていきます。

 2.治療が継続できない人の特徴

   ・痛み、嘔気反射に耐えられない人

   ・治療をしても症状が改善しない人

鼻からのカメラが苦手、Bスポット療法をやってみて嘔気反射がひどく自分に合わなかった場合は治療を中止することも可能です。今まで私は100人以上のBスポット治療の患者様をそばでみてきましたが嘔気反射がひどく実際に吐いてしまった患者様はいません。しかし喉の奥を太い綿棒で擦り薬を塗る治療のため勇気のいる治療法にはなっています。近年話題になっているBスポット治療。一度試しに挑戦し継続の有無も決めることは可能なため医師に相談しチャレンジしてみることをオススメします。

3.どこで治療できるの?

耳鼻咽喉科クリニックで治療が可能です。近年Bスポット療法ができる耳鼻咽喉科クリニックは増えてきていますが治療をしていないクリニックもあります。一度お近くの耳鼻咽喉科クリニックにお問合せすることをオススメします。

Bスポット療法で症状が改善し日常生活が大きく変化したかたをたくさん見てきました。治療でより良い生活を過ごせることを願っています。

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